子供の親権を、元パートナーに取られてしまったあなた。
きっと、辛さのどん底にいるかと思います。
でも、子供は親の離婚のことなんて知りません。それも幼いほど。説明したってわからない年齢かもしれません。
だからこそ、面会交流は気を使います。
子供のことは楽しませてあげたいけど、子供がどこに行きたいかわからない。周りに離婚した知り合いもいないし、参考にならない。
そんなあなたに、離婚で親権をなくしたしまった私が、子供を連れて行って喜んでもらえたスポットを紹介します。
面会交流は昔自分が連れて行ってもらって嬉しかった場所へと
面会交流は子供の権利です。
子供が楽しくない面会交流なんて意味がないです。
わざわざ面会交流の場所について調べてくれる親にとって、この程度は当たり前かと思いますが、やっぱり大事なことだなので、あえて言及しました。
でも、子供って小さければ小さいほど、何考えているかわからないですよね?
まして、離婚してからは別居状態で育っていくわけです。日々近くで見守れないため、子供が何を好きで、どのような性格に育っているかなんて、まったく想像できません。
別れた片親に、子供が何を好きか聞けるような関係性を保てているならいいのですが、そうでなければ、何を子供が好むのか、ノーヒントでプランを立てなくてはいけません。これは存外骨が折れます。
このため、私が面会交流場所の基準として選んでいるのは、次の2つのうちいずれかです。
- 過去に自分が連れて行ってもらって嬉しかった場所
- 過去に自分が連れて行ってほしかった場所
非常にシンプルですが、これしかないです。
自分が今行きたい場所じゃないですよ。「むかし」行きたかった場所です。
やはり、誰かに喜んでもらいたいのなら、相手の立場に立って考えるしかないのです。
子供が望む場所に連れていければいいのですが、いかんせん、まだ会話もままならない幼稚園児、保育園児。
ならば、頼りになるのは、お父ちゃんの経験だけ。
経験豊富なオトナの、腕の見せ場とも言えますね。
面会交流で子供が楽しんでくれた場所
面会交流で、子供を連れて行って、楽しんでもらえた場所をまとめます。
面会交流のネタに困っている方は、ぜひ参考にしてください。
公園は無料で子供も大好き
大人がイヤで子供は大好き。
それが公園です。
大人にとっては、遊びつくしてきた遊びに付き合わされることになり、退屈この上ないのですが、子供にとっては未知の遊び。
日が暮れるまで付き合わされること、早数十回。大人は早く次に行きたいのに、子供はしつこくしつこく「もう一回」。
このため、公園遊びは、親にとって不評なことが多いです。
ですが、面会交流は子供のためのものです。
増して、離婚して月一回しか会えない親なら、公園遊びをする機会も30分の1です。
公園遊びを渋っているうちに、子供はいつの間にか大きくなり、遊びに付き合ってくれなくなるなんて、悪夢です。
子供が小さい時にこそ、公園に行きましょう。お金をかけるからいいてもんじゃなりません。
お金をかけるなら、帰りがけにアイスでも買ってあげれば、機嫌がよくなりますよ。
銭湯で豪遊すると子供の機嫌がよくなる
私自身の経験ですが、子供は大きなお風呂が好きです。
大人にとってはよく知っているものでも、10年も生きていない子供にとっては、我が家の家庭用お風呂よりも、何十倍も大きなお風呂は、アトラクションでしかありません。
頭を洗ってあげるもよし、露天でのんびりするもよし、壺湯でタオルを使った遊びをするもよし。
たっぷりお風呂で遊んだら、レストランでごはんやアイスをごちそうしてあげると、大喜び必至でしょう。
親子で銭湯、一緒に楽しめるのは子供の頃だけですよ。
食べ物系のアトラクション
子供、特に未就学児に関して言うと、生きてきた年数が短いだけに、娯楽の幅が非常に狭いです。
そこで、人間の原初的な娯楽について考えてみると、やはり「食欲」が筆頭に上がります。
それも、甘味はやはり強いです。
私も子供の時分は、お腹いっぱいケーキを食べたい!という不純(純粋?)な動機で、ケーキ屋を目指していた頃がありました。
さておき、子供にとって、食べる系のアトラクションは、非常にウケがいいです。
具体的には次のようなモノ。
- いちご狩り
- お菓子工場見学
- バイキング
好きなものをお腹いっぱい食べられるというのは、幸福感に直結します。
幸福感を与えてくれる人間は、子供にとって大事な人となります。
ヘタに高級なテーマパークに連れて行って、待ち時間で子供の機嫌を損ねるくらいなら、待たずに楽しめる「食」関係のエンターテイメントを提供してあげたほうが、子供は喜ぶはずですよ。
面会交流は子供を楽しませることを重視して
面会交流は、子供を接待する場だと考えてください。あるいは本気のデートです。
離婚が100通りあれば、100通りの事情がありますが、ほとんどの場合、子供は親の事情とは関係ありません。
子供は離れて暮らす親との面会を、本当に楽しみにしています。
だから、せめて楽しい面会交流を提供してあげるのが、親のたしなみというものです。
毎回毎回、全力のデートコースを考えるのは、大変なものですが、子供の面会交流で手を抜いてはダメだと思っています。
これからも、子供が健やかに成長してくれるよう、そして願わくば、離婚と言う選択肢を取ってしまった自分自身を赦してくれるよう、毎月の面会交流のプランを立てていくつもりです。