今どき家計簿つける意味ってある?つけないとどうなるの?

家計簿をつけようかと思っているけど、一応ちゃんと生活できているし、そこまで必要性を感じない。

でも、なんとなくこれからの家計が不安。給料も増えないし、出費は減らない。

私は30歳になった年、(一度目の)結婚を目の当たりにして、そんなお悩みを抱きました。

同じようなお悩みを持ったあなたに、家計簿をつけないとこうなるよ、ということをお伝えします。

家計簿をつけないとできない3つの管理と1つの改善

家計簿を8年つけている筆者からすると、家計簿なしの家計は、もはや想像できないものです。

なぜなら、次にあげる「3つの管理」と「1つの改善」ができず、家計が破綻することが目に見えているからです。

その中身とは何なのか解説します。

【予算管理】家計簿をつけないといくら使うか計画できない

当然ですが、お金は有限です。

限られたお金を、何にいくら使うか決めることが、家計管理の第一歩です。

さて、企業では必ず、事業を運営するにあたり、予算を立てますよね?それは、どこにいくらお金を投じるべきか、先に決めないと、何にいくら使うべきかわからなくなるからです。

家計も同じで、自分の収入がいくらで、何にいくら使うか決めないと、管理ができません。

家計簿がなくても生きていけますが、確実に貯蓄は滞るでしょう。

【残高管理】家計簿をつけないと残りいくら使えるかわからない

家計管理の基本は、お金を何にいくら使うのか、あらかじめ決めることだと述べました。

次のステップは、決められた予算を守るために、日々の生活をコントロールすることです。

せっかく予算を決めても、どこにいくら使ったか把握しないと、予算が残りいくらあるのかわかりません。

使いすぎたのか、節約に成功したのか、次の給料日になってみないとわからないようだと、家計を管理しているとは言えませんね。

家計簿は、予算を守るための残高管理にも利用するのです。

【債務管理】家計簿をつけないとクレジットカードの引き落とし額がわからない

クレジットカードは、我々にもっとも身近な債務だと言えます。

債務とは、返済のあるお金のこと。言い換えると、借金です。

私は、普段の生活でフルキャッシュレスを採用していますが、家計簿をつけないと、恐ろしくてクレジットカードを使えません。

カードを使ったら、使って分だけ家計簿に書く、あるいは別口座に現金を移動させる。

これが徹底できないと、前月カードの利用額が多くて、今月の家計を圧迫する、という事態が起きます。

こうなると、予算設定がうまくいかず、その後の家計管理がパンクします。

キャッシュレス決済は便利ですが、クレジットカードこそ、家計簿ありきで使うべきなのです。

【家計改善】家計簿をつけないとムダな出費がわからない

さて、予算を決めて、決められた予算内で暮らすのが、家計管理です。

私としては、前項までの、予算管理と残高管理までが基本で、それに加えて債務管理までできれば100点だと思っています。

120点を目指すには、もう一歩進んで、家計改善が必要となります。

家計簿からムダな出費をはじき出せると、なんと家計の改善ができちゃいます。

家計改善ができると、巡り巡って、予算管理が楽になります。配分できるお金が増えるからです。

予算管理が楽になると、残高管理も楽になります。やはり、使えるお金が増えるからです。

家計改善と家計管理を、セットで考えるようになると、家計簿をフルに活用していると言えるでしょう。

手書きやエクセルで家計簿つけるのがめんどくさいならせめてアプリ使いましょう

ここまで、家計簿をつけないことによる弊害についてまとめました。

大事なことなので繰り返しますが、家計簿をつける目的は、次の4つです。

  1. 予算管理
  2. 残高管理
  3. 債務管理
  4. 家計改善

私はこれらを、手作りのExcelファイルで、かれこれ8年ほど行っているため、お金に困ったことがありません。

家計簿をつけはじめて6年、34歳の時点では、金融資産が1,000万円を突破しました。

エクセルの家計簿は、自分で足したい機能を足せるので、拡張性が高く、融通がききます。

手元の明細を見ると、2022年2月現在、現金とカード決済を合わせて、17,000行を越えました。習慣ってすごいですね。

ただし、めんどくさいです。

特に、レシートを手打ちする手間は、どれだけ数をこなしても、必ず手を動かす必要があります。

時にはレシートをなくすことだってあります。

エクセルが苦手な方にとっては、家計簿を自作することすら難しく、ハードルの高さから家計簿自体をあきらめてしまうかもしれません。

だからといって、手書きの家計簿はおすすめしません。なぜなら、紙はデータとして集計ができない、これに尽きます。

データ集計ができないと、予算の推移や出費の傾向、残高管理などに苦しむことになります。

紙はダメ、エクセルは苦手なら、家計簿アプリが最適です。

最近の家計簿アプリは、キャッシュレス決済との親和性が非常に高く、クレジットなどを使うと、勝手に記録簿をつけてくれます。

さらに、債務状況(クレジット利用状況)も一括で把握できるため、いつ、いくらお金が必要かわかりやすいです。

私もメインの家計簿はエクセルですが、補助資料として家計簿アプリを併用しています。

家計簿の必要性はわかった、でもお手軽に始めて、ちゃんと継続したい。

そんなお悩みがあるのなら、試しに無料の家計簿アプリだけでも使ってみるといいでしょう。

一人暮らしなど、自分自身で家計管理をしていることが前提ですが。

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