一人暮らしの部屋ってどこをどう掃除すればいいの?掃除初心者のあなたへ。

一人暮らしを始めてみたけど掃除の仕方がわからなくて、部屋がどんどん汚くなる。

そんなお悩みを私も抱えていました(もうずいぶんと昔のことですが)。

それまで掃除をしたことがないと、いきなり一人で暮らしてみて、何から手を付けていいかわからないんですよね。

そんな五里霧中なあなたに、掃除を始める前に整えるべき環境についてお伝えします。

最初から掃除ができる人はいない

掃除ができる人はなぜ掃除ができるのでしょう?

理由は単純。「掃除をしたことがあるから」「掃除をしてきたから」。

つまり経験があるからです。

今まさに掃除しようと決めた人には、この「経験」が不足しているから掃除ができないのです。

反対に、一人暮らしを始めたばかりの人で掃除ができるのは、実家で掃除をしたことがあるからできるのです。

このため、掃除ができないからと悲観することはありません。

月並みですが、誰でも最初は初心者です。

ですが、ずっとできない人もいません。

正しく勉強して、正しく実践すれば、誰でも掃除はできるようになります。

そのための心構えと環境整備について勉強していきましょう。

掃除初心者の心構え

掃除に大事なのは、知識と心構えです。

この記事を見ているということは、一人暮らしなのに掃除初心者ということですよね?

周りに教えてくれる人がいないからこそ、まずは勉強から取り掛かりましょう。

少し遠回りですが、やみくもに部屋の掃除を始めるより、何倍も効率がよくなるはずですよ。

ゴミ捨ての知識はあるか

掃除をする前に、もっとも大事なことについて触れます。

それが「ゴミ捨て」。

掃除なのに何でゴミ捨て?と思うかもしれませんが、ゴミ捨ては掃除の行きつく終着駅です。

ゴミ捨てができないと、掃除をしても部屋はきれいになりません。掃除をするだけではゴミがなくならず、家の中にたまっていってしまいます。

かくして、ゴミ捨てなくして掃除は語れません。

そして、たかがゴミ捨てと侮ることなかれ、これには意外と色々な知識が必要です。

  • 燃えるゴミ、燃えないゴミ、プラスチックごみ、瓶・缶・ペットボトルなどの区別はついているか?
  • 電池、小さな金属、粗大ごみなど、排出の難しいゴミの処理方法は知っているか?
  • ゴミの収集日と曜日ごとの回収品目は頭に入っているか?
  • ゴミ袋はゴミ箱ごとに適切なサイズが用意されているか?
  • ゴミ箱はゴミの品目分用意してあるか?
  • ゴミ箱のサイズは品目ごとに適切か?
  • 生ごみの臭いを出さない捨て方は心得ているか?

これらすべてに自信をもって答えられますか?

面倒なことを言っていると思うかもしれませんが、一人暮らしで部屋の片付いている人なら、この程度の知識なら当然のごとく備えているものです。

むしろ、これらは最低限の知識だと心得てください。

ゴミの出し方は、暮らしている市区町村のホームページを見ればわかります。

「市区町村名+ゴミ出し」で検索するといいでしょう。

ゴミを出す場所や曜日については、入庫時の資料が役に立ちます。

資料がどこにあるかわからない、あるいは紛失してしまっているようでしたら、やはり市区町村のホームページをチェックです。

ゴミの出し方を調べ終わったら、次にいきますよ。

部屋に不要なものはないか

あなたは自分の部屋の面積について、おおざっぱにでも答えられますか?

上手な一人暮らしは、自分の持っている、あるいは使用できる、すべてのリソースの管理から始まります。

ここには、自分の住んでいる部屋の物理的なキャパシティと、部屋にどれだけのモノが埋まっているかという管理も含まれます。

誰かの受け売りですが、あなたはあなたの持ち物の分まで家賃を払っていると自覚してください。

モノが少なければ、その分小さな家に住んでも空間が余るという意味です。

逆に、どれだけ広い家でも、不要なモノやゴミがあふれかえっていると、快適な空間にはなりません。

モノが多いほど、家具の手入れやコントロールにも時間がかかります。

実践的な話をすると、掃除をする際にモノだらけだと、一々何かをどかして掃除をすることになるのです。

時短に効果の大きいロボット掃除機も導入できなくなります。

掃除をする前に、掃除や手入れをすべき対象を減らすところから始めましょう。

整理整頓はできているか

ゴミは出した、モノは減らした。

さあ、掃除だ!となる前に、ちょっと待ってください。

お次は整理整頓から始めましょう。

掃除と関係ないと思うかもしれませんが、関係大ありです。

モノが片付いていないと、片づけと並行しながら掃除をすることになります。

二つの作業を同時に行うため、モノの置き場所を決めながら片付けしてもはかどりません。

ならば、最初から整理整頓したうえで掃除を始めたほうが効率いいです。

多少ホコリが舞っても、後で掃除すればいいのですから。

掃除に必要な道具をそろえているか

ここまで前置きが長かったですが、いよいよ準備も大詰めです。

いざ掃除に取り掛かる前に、掃除に必要な道具がそろっているかチェックしましょう。

掃除に必要な道具は、次のようなものです。

  • 掃除機 ⇒ 床掃除に必須
  • ティッシュ・キッチンペーパー ⇒ 雑巾を洗って使うより清潔でお手軽
  • 水回り用塩素クリーナー ⇒ 水回りのカビは洗剤では落ちないため
  • 液体塩素 ⇒ 洗濯槽クリーナーとして
  • 浴槽用洗剤 ⇒ 最近ではこすらず汚れが落ちるタイプがある
  • トイレ用洗剤 ⇒ トイレは特に汚れやすいので常備
  • トイレ用ブラシ ⇒ 便器の掃除に必須

最低限、これだけあれば何とかなります。

意外と少ないと感じませんか?日々の掃除で本当に使う道具は限られているものです。

次に、あると便利なものについて確認しましょう。

  • ロボット掃除機 ⇒ 外出時勝手に床をきれいにしてくれる超優れもの
  • 食洗器 ⇒ 同じく勝手に食器を洗ってくれる超働きもの
  • フローリングワイパー ⇒ きれい好きな人なら拭き掃除に一本
  • ゴム手袋 ⇒ 水回り掃除のお供に、塩素を扱うときの手荒れ対策に
  • 浴槽用スポンジ ⇒ 浴槽の汚れがひどいときに
  • 使い古しの歯ブラシ ⇒ 排水溝の掃除や手の届かない細かい汚れ落としに
  • パイプクリーナー ⇒ 月一程度で使うと気分的にスッキリする
  • カットふきん ⇒ ティッシュやキッチンペーパーでは物足りないという人に
  • 重曹 ⇒ 汚れ落としに何かと便利
  • 酸素系漂白剤 ⇒ 食器にしみついた汚れに効果絶大、洗濯槽の清掃にも

こんなところでしょうか。

私は掃除マニアではないので、上には上があるかと思います。

ぜひ、色々なお掃除グッズを試して、汚れが落ちる快感を味わってみてください。

ただし、掃除グッズを買いすぎると、結局使わない在庫が増えますので、本当に必要なものだけ厳選してそろえるといいでしょう。

掃除は環境整備から

部屋の掃除は一度やったら終わりではありません。

日々のルーチンに落とし込んでこそ、家の清潔さを保つことができます。

このため、効果的に掃除をするには、いかに掃除にかける労力を少なくするのかが大事です。

毎回大掃除をしなくてはならない状況では、掃除をすること自体がおっくうになり、やがて掃除自体しなくなります。

結果、部屋がさらに汚れるという悪循環が成り立つのです。

掃除が習慣化していれば、毎回軽い作業で掃除が終わるため、ルーチンにしやすいです。

こうなると、掃除自体が継続しやすくなるため、結果として部屋がきれいに保てます。

正のスパイラルですね。

掃除ほど、環境整備で効率化する家事はありません。

せっかく一人暮らしを始めたのなら、部屋をきれいに保てる仕組みから作ると気持ちのいい日々を送れますよ。

タイトルとURLをコピーしました