男女関係において未成熟な人が多すぎるので断言しますが、ボディタッチそのものに効果ないです。
効果があるのは、あくまで「気になる人から触れられること」です。
その意味についてうんちくを垂れます。
落としたい女に対して「ボディタッチすべき論」をうのみにしてはいけない
男性向けの恋愛指南サイトでよく見ますが「女を落とすなら先にボディタッチをしろ」という教えがあります。
細かい差異については割愛しますが、ボディタッチをすることで、女性の気分も盛り上がるという論法です。
私も世間一般でいうところの遊び人ですので、この理論を真っ向から否定するつもりはありませんが、大勢の一般男性にとって、これは不正解となるケースが多いと思われます。
基本的に、女性が精神的に(あるいは肉体的に)親密になりたい相手からのボディタッチを歓迎するということは、ほぼ間違っていないのですが、これはあくまでも「親密になりたい相手(あるいはすでに親密な相手)」に限ったお話です。
ネットで出会ったあるお方は、好きでもない人に触られるのは吐き気がするほど気持ち悪いとおっしゃっていました。
私自身、色々な人と出会ってきましたが、よほど変わった嗜好のお方以外、女性の多くは似たような思いを共有しているようです。
仲良くもないし、仲良くもなりたくない相手に触られるのは、女性にとっては非常に気色悪いことなのです。
下心を表面ににじませながらのボディタッチをするような人は、ただの勘違い野郎なのでお気を付けください。
女性と仲良くする第一歩は敬語をやめること
女性は男性と違って、段階を踏んで相手に好意を抱くような仕組みになっています。
前項でも触れましたが、ボディタッチは女性を攻略する過程において、後半戦に持ってくることで効果を発揮します。
前半戦から中盤で、女性との距離を詰めるために、もっとも効果的かつ無難な方法は敬語をやめることです。
それだけ?と思うかもしれませんが、存外バカにできない効果があります。
敬語は相手と一定の距離を保ちながら人付き合いをするための技法です。武道的に言うと間合いが遠すぎて技が届かないのです。あなたは、普段仲のいい友達と敬語で話しますか?
仲良くなるためには遠距離戦から接近戦に持ち込む必要があります。
私自身の経験上では、普段敬語で接していた、あるいは初めて会うまで敬語で話していた女性とは、絶対に2回目のデートがありませんでした。
とはいっても、敬語をやめることとなれなれしいことは別物です。
敬語をやめるのは「あなたとの距離を縮めたい」という意思表示をするためのものであって、土台には「礼節」が欠かせません。
相手に礼節を尽くす段階をすっ飛ばして、いきなりタメ口きいても嫌われるのでやめておきましょう。特にネットでの出会いをはじめとして、文章だけのコミュニケーションが入り口の場合、序盤は丁寧すぎるくらいの口調がちょうどいいです。
ですが、いつまでたってもお互い丁寧口調では距離も縮まりません。
仕事でメールやチャットを多用する方なら覚えがあるかもしれませんが、文章のみで人と接する場合、自分が考えているよりも相当冷たい印象を与えます。
敬語をやめるメリットは、この冷たい印象を取り払うことです。また、女性側も敬語をやめることによって、なんとなく仲良くなったかのような錯覚を覚えてくれます。
女性に対して敬語をやめるタイミングについて
では、どのタイミングで敬語をやめるべきか?
これは個々の交際スタイルにもよるのですが、私はネットでの出会いが主でしたので「個人の連絡先やラインID(カカオなど他のメッセンジャーふくむ)を交換してもらえたら」と決め打ちしていました。
ネットでの出会い、その最大の特徴は、リアルでのコミュニティから隔絶されている点です。
周囲に共通の友人や同僚が存在しない以上、連絡先を教えたくなければ、教える理由がないのです。無視するなりスルーしてサイトのメッセージを続ければいいだけの話なのです。
連絡先を教えてくれるということは、何らかの理由で自分との連絡を続けたいという意思表示。
逆に教えてくれずに連絡を取り続けようとする相手とはスッパリ連絡をやめていました。
ラインIDを教えるのと直接会うのとでは、女性側のリスクが比べ物にならないので、連絡先すら教えてくれない女性とは絶対に出会えません。
女性からモテるためには、試行回数を増やすのが一番効果的ですが、試行回数を増やすためにはあきらめこそが肝心です。
ここで大事なことは、いきなりタメ語に移行するのではなく「敬語をやめませんか?」と持ち掛けてみることです。
具体的な提案方法ですが、私の場合次の2パターンだけです。
- 年上の方に敬語使わせると申し訳なく感じるので、敬語ナシにしませんか?
- できれば敬語ナシで話したいので、あなたも敬語ナシで話してもらえませんか?
文脈を見るとわかるかと思いますが、1は相手が年上のケース、2は相手が年下もしくは同い年のケースです。
このフレーズで下線を引いた部分に注目しましょう。
申し訳なく感じる、敬語ナシで話したい、共に私(男性)側の都合で敬語をやめたいんだ、という意思表示に仕立てております。
このような提案をすることで、女性側も「相手が敬語やめたいと言っているから、断っても失礼だよね」と言い訳ができ、心の準備が整います。
私の経験からくる持論ですが、少なくとも日本の女性は責任を負いたくないと考える生き物です。
「あなたがあの時こういったから、私はこうしたの。だから私は悪くない。でも決めるのはあなたが決めて。ただし、私にとって気に入らない決断はやめてね。どんなことが気に入らないかって?そんなのあなたが察してよ。私が言ったら私が発言に責任を取らなきゃいけないじゃない」というご立派なメインカルチャーに凝り固まっています。
責任の大小にかかわらず、このような責任逃れ論法が骨の髄までしみついているので、何を提案するにも男側の事情(責任)で決めてあげましょう。
逆に、責任大嫌いな女性側の習性をうまく利用して、積極的に責任をかぶってあげることです。
女性の望まない選択肢を選ぶのは言語道断ですが、ここで正解となる選択肢を判断する能力が身に着くと、実によくモテます。
女性には男らしい決断などできないのです。読んで字のごとく、当たり前ですが。
もちろん、相手から敬語をやめたいとの申し出があった場合、快く了承すべきです。
女性は(自分にだけ)誠実な男が好物ですが、クソ真面目な男ほど嫌いなものはありません。
女性との関係作りは間合いがすべて
人間同士、関係性の構築には距離感が大事です。
月並みですが、近づきても遠すぎてもいけないのです。
こと女性は、この距離感に対するこだわりが半端ないです。ただ、迷ったら遠めに陣取っておきましょう。
いいですか?迷ったら遠めの間合いです。
女性は男性より弱いのです。男がオオカミになったら女性は勝てません。
弱い人の間合いに合わせられる男性こそ、本当に紳士的な人ではないでしょうか?
場合によっては、女性から触れてくるのを、ニヤニヤしながら高みの見物しているくらいがちょうどいいです。
女性にモテたいなら、女性より精神的に優位なポジションを保ちましょう。
言わずもがな、身だしなみや清潔感はクリアしているのが大前提です。