長い冬が過ぎ、お外が暖かくなりはじめました。
木々は芽吹き、熊は冬眠から覚め、虫も地面から這い出してきます。
花粉さえなければ私としても楽しい季節ですが、こうなると聞こえてくるのが「生ゴミが臭いはじめた」との声。
そんなお悩みを受信しましたので、私が一人暮らし時代から使っている生ゴミ対策を紹介します。
生活環境やライフスタイルにもよりますが、ほぼ100%生ゴミの臭いからは解放されますよ。
生ゴミ処理機は高くて手入れが面倒
生ゴミを衛生的に処理する方法といえば、真っ先に思い浮かぶ家電が「生ゴミ処理機」。
処理方式は様々ですが、生ゴミを分解してコンパクトにしたり、臭いを発生させなくなるのが主な機能です。
この生ゴミ処理機、友人の家で見かけて「ほしいな」と思ったこともありましたが、彼いわく「おススメしない」とのこと。
理由を聞くと次の二点でした。
- 高い
- 手入れがめんどくさい
高いのは納得です。
普通のゴミ箱が数千円であるのに対し、生ゴミ処理機をゴミ箱として使うと、数万円になります。高いと十万円を超えてしまうものまで。
高いモデルなら、手入れの面倒さを解消してくれることがありますが、大なり小なり手はかかります。
あれば便利なアイテムですが、あったで別の問題が生じるのが玉に瑕ですね。
生ゴミ処理機以外なら冷凍庫一択
そこで本題ですが、私が実際に試している方法を紹介しましょう。
見出しにも書きましたが、その方法とはズバリ「生ゴミを冷凍する」です。
手順は簡単。日々の生活で生ゴミが出た瞬間に、水気を切ってからポリ袋に入れ、そのまま冷凍庫にポイ!です。
そして収集日に冷凍庫から取り出して、可燃ごみに混ぜて処理するだけ。
簡単でしょう?
え?ゴミを食品の中に入れるのに抵抗がある?
私としては次の理由から全然抵抗がありません。
- 生ゴミは発生の瞬間は食品と変わりがない
- 生ゴミの冷凍はつまり食品を冷凍しているのと同じ
- 生ゴミを冷凍してしまえばそれ以上雑菌が繁殖しない
- 生ゴミを室温に置いておくほうが不衛生
もちろん、発生してから時間の経った生ごみを冷凍庫に放り込むのは、私も嫌です。
ですが、生ゴミは出た瞬間からどんどん雑菌を増やしていきます。
生ゴミがもっとも衛生的(?)であるのは、生ゴミが発生した直後なのです。
このもっともキレイな(??)生ゴミを冷凍するのは、シンク全体、いや、家全体にとって最高の選択ではないでしょうか?何せ、雑菌の総量を最低水準まで抑えているのですから。
それでも、冷凍庫内の食品との接触が気になるなら、冷凍庫に生ゴミ専用のゴミ箱を置きましょう。
これなら精神衛生上よろしいです。
「いや、それでも…」というアナタ。
冷凍庫を使わないなら、出てしまった生ゴミ、収集の日までどうやって保管しますか?
シンクの水切りやゴミ箱に放置するしかないんですよ?
冬はいいですが、夏場は室温下に置かれる以上、どうしても生ゴミの腐敗は免れません。
「ならばエアコンのきいたリビングに…」
いやいや、生ゴミと一緒に暮らすんですか?日々腐っていく生ゴミと寝食を共にするんですよ?場合によっては虫も沸きます。
コバエが飛び、生ゴミ臭に包まれた部屋なんて、私なら嫌です。考え直した方がいいです。
「蓋付きゴミ箱なら臭いも抑えられるのでは?」
ゴミ箱にそのまま生ゴミを放り込むと、ゴミ箱に臭いがこもるので、結局家が臭くなります。
定期的にゴミ箱洗うくらいなら、そもそも生ゴミから臭いが出なくなる方向でアプローチしたほうがいいです。
- 臭いを出さない
- 菌を繁殖させない
- シンクを汚さない
冷凍庫を使った生ゴミ対策は、これらすべての問題を一挙に解決してくれるでしょう。
それも追加の家電なしで。
私としては、生ゴミ対策には冷凍庫以外ありえないと思っています。
冷凍庫に生ゴミを任せるようになってから臭いに悩まなくなった
そういうわけで、生ゴミが出たら冷凍庫に入れてしまいましょう。
冷凍庫にある程度の空きがあることが前提ですが、私の長い一人暮らし経験では、冷凍保存が一番の生ゴミ対策でした。
変なこだわりを捨てれば、合理的にゴミと付き合っていけるはずですよ。
また、そもそも生ゴミを出さない生活に切り替えるのも良い対策です。
私自身は、離婚後、ゴミを出さない、増やさない方向にシフトしているのを感じます。
快適です。